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駅からほど近い運河に面した小規模な集合住宅。最上階にオーナー住戸、その下に賃貸住宅、1階に小さなカフェが入る。周辺の自然のエネルギーを最大限活かした環境共生型の集合住宅が求められた。


光がつくる形:幹線道路からほど近い立地のため、近年、周辺建物の高層化が進み、日照環境が悪い。敷地の形状から自動的に東西採光にならざるをえない立地の中で、最大限冬の日射を獲得しながら、夏の日射を最小にするような形状を模索した。

風がつくる形:敷地には明快な卓越風が吹いており、夏は南風を最大限取り入れ、冬は北風から防御することを同時に考え、CFDによる解析の元、風の通り道を作り出すような有機的な平面計画としている。


光と風の2つのパラメーターを最適化するよう、アルゴリズムを用いたプロセスで検討し、2916ものパターンの中から、最適解を出していき、結果、高層ビルの間から太陽が現れるわずかな方角に、開口部が向き、建物の立面がねじれるような形態を得た。


この太陽の方に向かった建物の開口部には、ベンチやデスク等の家具が一体化することで、暖かいエネルギーが作り出す陽だまりとともに、読書したり、くつろいだり、するような住まい手のアクティビティが一体となった風景を獲得している。

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所在地:東京都江東区

敷地面積:205.74㎡

建築面積:163.28㎡

延床面積:577.35㎡

構造規模:RC造4階建

Apartment

風光舎/ 2017

末光弘和+末光陽子 / 株式会社SUEP.

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